中古重機のクラッシャーを探している方の中には、「中古クラッシャーにはどのような種類があるのか」「価格はどのくらいなのか」「購入するときに何を確認すればよいのか」と疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
クラッシャーは、岩石やコンクリート、建設廃材などを細かく破砕するための建設機械です。採石場や解体現場、リサイクル施設など、さまざまな現場で活用されています。
新品のクラッシャーは高額になることも多いため、導入費用を抑えたい企業にとって中古重機は有力な選択肢です。一方、中古機械は年式や稼働時間、整備履歴によって状態が大きく異なります。価格だけで判断すると、購入後に高額な修理費用が発生する可能性もあります。
そこで本記事では、中古重機のクラッシャーについて、主な種類や特徴、価格を左右するポイント、購入時のチェック項目まで詳しく解説します。
自社の作業内容に適した中古クラッシャーを見つけるために、ぜひ参考にしてください。
中古重機のクラッシャーとは?
中古重機のクラッシャーとは、過去に使用された破砕機を再販売している機械のことです。
主に岩石やコンクリート、アスファルトなどの硬い材料を破砕する目的で使用されます。
建設現場や採石場では、大きな岩石やコンクリートの塊をそのまま再利用することは難しいため、クラッシャーを使って適切な大きさに加工します。
破砕した材料は、再生砕石や道路の路盤材、埋め戻し材などとして再利用される場合があります。
中古市場では、さまざまなメーカーやサイズのクラッシャーが流通しており、現場の規模や用途に合わせて機種を選べます。
クラッシャーが使用される主な現場
クラッシャーは、次のような現場で活躍しています。
- 解体工事現場: 建物の解体で発生したコンクリートガラの破砕
- 採石場: 自然石や岩石を砕いて砕石を製造
- リサイクル施設: 建設廃材を破砕して再資源化
- 土木工事現場: 掘削によって発生した岩石の破砕
- 産業廃棄物処理施設: 廃材の減容化や再利用に向けた加工
特に解体工事やリサイクル事業では、発生したコンクリートガラを現場付近で破砕できるため、運搬費用の削減や作業効率の向上につながります。
中古クラッシャーにはどのような機械がある?
中古市場で取り扱われているクラッシャーには、主に自走式クラッシャーと定置式クラッシャーがあります。
自走式はクローラなどによって移動できるため、複数の現場で使用する事業者に適しています。
一方、定置式は決められた場所に設置して使用するタイプです。採石場やリサイクルプラントなど、継続的に破砕作業を行う施設で活用されています。
また、油圧ショベルの先端に取り付けて使用するアタッチメント型のクラッシャーもあります。
購入する際は、機械本体の種類だけでなく、どのような作業を行いたいのかを明確にすることが重要です。
中古クラッシャーの主な種類と特徴
クラッシャーには複数の破砕方式があり、それぞれ得意とする材料や作業工程が異なります。
中古重機を選ぶ際は、破砕対象物や必要な処理能力に合わせて機種を選定しましょう。
ジョークラッシャー
ジョークラッシャーは、固定された破砕板と可動する破砕板の間に材料を挟み込み、圧力によって破砕する機械です。
主に大きな岩石やコンクリート塊などの一次破砕に使用されます。
一次破砕とは、原料となる大きな塊を最初の工程で粗く砕く作業のことです。
ジョークラッシャーの主な特徴は以下のとおりです。
- 大きな岩石やコンクリート塊を破砕できる
- 強力な圧縮力によって材料を砕く
- 一次破砕に適している
- 比較的シンプルな構造で整備しやすい機種が多い
- 採石場やリサイクル施設などで使用される
中古市場では、自走式ジョークラッシャーも多く流通しています。
代表的な機種として、コマツのガラパゴスシリーズなどが知られています。
ただし、同じジョークラッシャーでも処理能力や投入可能な材料の大きさは異なります。購入時には、投入口の寸法や破砕能力を確認しましょう。
インパクトクラッシャー
インパクトクラッシャーは、高速回転するローターなどによって材料に衝撃を与え、破砕する機械です。
主に一次破砕後の材料をさらに細かくする二次破砕などに使用されます。
特徴は、破砕物の形状や粒度を調整しやすい機種があることです。
主な特徴は以下のとおりです。
- 衝撃力によって材料を破砕する
- コンクリートや自然石などに使用される
- 二次破砕に適した機種が多い
- 破砕後の粒度を調整できる機種がある
- 打撃部品などの消耗状態が性能に影響する
中古インパクトクラッシャーを購入する場合は、ローターや打撃板、反発板などの摩耗状態を確認することが重要です。
また、鉄筋などの異物が混入する現場では、機種の対応条件を十分に確認する必要があります。
コーンクラッシャー
コーンクラッシャーは、円すい状の破砕部を利用して材料を圧縮しながら細かく砕く機械です。
主に二次破砕や三次破砕など、さらに細かい粒度が求められる工程で使用されます。
主な特徴は以下のとおりです。
- 岩石などの硬い材料の破砕に対応する
- 圧縮力を利用して材料を細かくする
- 二次破砕や三次破砕に使用される
- 砕石の粒度調整に活用できる
- 破砕部の摩耗や調整機構の状態が重要
中古品を選ぶ際は、破砕コーンやライナーなどの摩耗状況を確認しましょう。
また、油圧装置や潤滑装置などの付帯設備も点検する必要があります。
ロールクラッシャー
ロールクラッシャーは、回転するローラーの間に材料を通し、圧縮やせん断によって破砕する機械です。
機種によっては、比較的均一な大きさに加工する用途に適しています。
主な特徴は以下のとおりです。
- 回転するローラーで材料を破砕する
- ローラー間の隙間を調整できる機種がある
- 破砕対象物に合わせた機種選定が必要
- ローラーの摩耗状態が性能に影響する
中古ロールクラッシャーを購入する場合は、ローラーの表面状態や駆動部分、軸受けなどを確認することが大切です。
油圧ショベル用クラッシャー
油圧ショベル用クラッシャーは、油圧ショベルのアーム先端に取り付けて使用するアタッチメント型の破砕機です。
主に建物の解体やコンクリート構造物の破砕に使用されます。
自走式クラッシャーとは異なり、油圧ショベルの作業装置に取り付けて使用するため、既存の重機を活用できる点がメリットです。
主な特徴は以下のとおりです。
- 油圧ショベルに取り付けて使用する
- 建物やコンクリート構造物の解体に適している
- 現場の状況に応じて作業できる
- 既存の重機を活用できる
- 母機の重量や油圧仕様との適合確認が必要
中古品を選ぶ際は、油圧ショベルのメーカーや型式、重量クラス、必要な油量・圧力などを確認しましょう。
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中古重機のクラッシャーを購入するメリット
中古クラッシャーを導入する最大のメリットは、新品と比較して初期投資を抑えられる可能性があることです。
そのほかにも、納期や機種選択などの面でメリットがあります。
新品より導入費用を抑えやすい
クラッシャーは大型の建設機械であり、新品を購入する場合は高額な設備投資が必要になることがあります。
特に自走式クラッシャーは、破砕装置だけでなく走行装置やエンジン、コンベヤなどの設備も備えているため、導入費用が大きくなりやすい機械です。
中古品であれば、年式や稼働時間、機械の状態によっては新品よりも安い価格で購入できます。
初期投資を抑えることで、ほかの重機や設備の導入に予算を回せる可能性もあります。
納期を短縮できる可能性がある
新品のクラッシャーは、機種やメーカーの生産状況によって納入まで時間がかかる場合があります。
一方、中古クラッシャーは販売店に在庫があれば、整備や輸送などの準備が整い次第、導入できる可能性があります。
急いで設備を確保したい場合や、工事開始までに破砕機を用意したい場合には、中古品も検討する価値があります。
ただし、在庫機械であっても整備や輸送に時間が必要なため、納期は事前に確認しましょう。
生産終了した機種も選択肢になる
中古市場では、現在は生産されていない旧型モデルが販売されている場合があります。
以前から使用している機種と同じモデルを探したい場合や、操作方法や整備方法に慣れている機械を導入したい場合には、中古品が選択肢になります。
ただし、生産終了機種は交換部品の供給が難しくなる可能性があります。
購入前にメーカーや販売店へ部品供給の状況を確認することが大切です。
現物を確認してから購入できる
中古クラッシャーは、実際に販売されている機械の状態を確認できる点もメリットです。
年式や稼働時間だけでは分からない摩耗や損傷、整備状態などを確認できます。
可能であれば現地で機械を見学し、エンジンや破砕装置の稼働状況を確認しましょう。
販売店によっては試運転や整備記録の確認に対応している場合もあります。
中古クラッシャーの価格を左右するポイント
中古クラッシャーの価格は、機械の種類やメーカー、年式、稼働時間、整備状態などによって大きく異なります。
同じメーカーの同じ型式であっても、機械のコンディションによって価格に差が生じます。
そのため、中古クラッシャーを探す際は、本体価格だけで判断しないことが重要です。
メーカーと機種
クラッシャーの価格を左右する要素の一つがメーカーと機種です。
中古市場で流通している代表的なメーカーには、以下のような企業があります。
- コマツ
- 日立建機
- 中山鉄工所
- メッツォ
- サンドビック
- パワースクリーン
メーカーによって機械の構造や性能、部品供給体制などが異なります。
また、同じメーカーでも小型機と大型機では価格に大きな差があります。
購入時には、メーカー名だけでなく具体的な型式や仕様まで確認しましょう。
年式
中古クラッシャーは、製造された年式によって価格が変わります。
一般的には新しい機械ほど高値になりやすい傾向がありますが、年式だけで状態を判断することはできません。
古い機械でも定期的に整備され、大切に使用されてきたものであれば、十分な性能を維持している場合があります。
反対に、比較的新しい機械でも過酷な現場で使用されていた場合は、主要部品が摩耗している可能性があります。
年式と合わせて整備履歴や使用状況を確認することが重要です。
アワーメーターの稼働時間
アワーメーターとは、機械の稼働時間を記録する計器です。
中古重機の状態を判断する際の参考情報として使用されます。
一般的に稼働時間が長い機械ほど、エンジンや油圧装置、破砕装置などが摩耗している可能性があります。
ただし、稼働時間が短ければ必ず状態が良いとは限りません。
長期間使用されずに保管されていた機械は、油脂類の劣化やゴム部品の硬化などが発生している場合があります。
稼働時間だけでなく、保管環境や整備履歴も確認しましょう。
破砕装置の摩耗状態
クラッシャーの性能に大きく関係するのが、破砕装置の状態です。
ジョークラッシャーであれば固定歯や動歯、インパクトクラッシャーであれば打撃板や反発板などの摩耗を確認する必要があります。
主要部品が摩耗している場合、購入後すぐに交換が必要になる可能性があります。
交換部品の価格や交換作業にかかる費用も考慮して、購入総額を判断しましょう。
付帯設備の有無
自走式クラッシャーには、破砕装置以外にもさまざまな設備が搭載されています。
例えば、以下のような設備です。
- 投入用フィーダー
- 排出用ベルトコンベヤ
- 磁選機
- 粒度選別用スクリーン
- 集じん装置
- 遠隔操作装置
これらの設備が付属しているかどうかによって、導入後の作業効率や追加費用が変わります。
希望する作業に必要な設備が揃っているか確認しましょう。
中古重機のクラッシャーを選ぶ際の重要なチェックポイント
中古クラッシャーは、購入後に簡単に交換できない大型設備です。
そのため、契約前に機械の状態や仕様を十分に確認する必要があります。
ここでは、購入時に確認しておきたいポイントを紹介します。
破砕対象物に適した機種か確認する
最初に確認したいのが、破砕する材料と機械の適合性です。
例えば、自然石を破砕する場合と、鉄筋が混入したコンクリートガラを処理する場合では、適した機種や必要な仕様が異なります。
破砕対象物の種類だけでなく、最大投入サイズや硬さ、異物の混入状況なども整理しましょう。
用途に合わないクラッシャーを購入すると、処理能力が不足したり、故障の原因になったりする可能性があります。
必要な処理能力を満たしているか
クラッシャーを選ぶ際は、1時間当たりにどの程度の材料を処理できるかを確認することが重要です。
処理能力は一般的にトン毎時などの単位で表されます。
ただし、カタログに記載されている能力は、材料の種類や投入サイズ、運転条件によって変化します。
実際の現場で必要な処理量を把握し、余裕を持った機種を選定しましょう。
また、処理能力だけでなく、破砕後に必要な粒度を実現できるかも確認する必要があります。
エンジンや油圧装置の状態を確認する
自走式クラッシャーの場合、エンジンや油圧装置の状態も重要な確認項目です。
特に以下のポイントを確認しましょう。
- エンジンの始動性
- 排気ガスの状態
- エンジンからの異音
- オイル漏れの有無
- 油圧ホースの劣化
- 油圧シリンダーの動作
- 冷却装置の状態
エンジンや油圧装置に不具合があると、機械全体の稼働に影響する可能性があります。
可能であれば、実際にエンジンを始動して動作を確認しましょう。
破砕ボックスやフレームの損傷を確認する
クラッシャーは大きな負荷がかかる機械であるため、破砕ボックスやフレームの状態も重要です。
特に確認したいのが、亀裂や変形、溶接補修の跡などです。
目視で分かる損傷だけでなく、負荷が集中しやすい部分も点検する必要があります。
重大な損傷がある場合は、修理費用が高額になる可能性があります。
不安がある場合は、専門業者による点検を依頼するとよいでしょう。
クローラや走行装置の状態を確認する
自走式クラッシャーの場合は、走行装置の状態も確認しましょう。
クローラ式の機械では、以下のような部分を点検します。
- ゴムクローラまたは履帯の摩耗
- スプロケットの摩耗
- アイドラーの状態
- ローラーの摩耗
- 走行モーターの動作
- 走行時の異音や振動
走行装置の修理や交換には大きな費用がかかることがあります。
購入前に整備状況を確認し、交換が必要な部品がないかチェックしましょう。
整備履歴や修理履歴を確認する
中古クラッシャーを購入する際は、過去の整備履歴や修理履歴も重要です。
定期的にメンテナンスされていた機械と、長期間整備されていなかった機械では、購入後のトラブル発生リスクが異なります。
特に確認したい項目は以下のとおりです。
- エンジンの整備履歴
- 破砕装置の交換履歴
- 油圧装置の修理履歴
- コンベヤの整備履歴
- 走行装置の交換履歴
- 過去の故障や不具合
整備記録が残っている場合は、できるだけ内容を確認しましょう。
部品の供給体制を確認する
中古クラッシャーは、購入後の部品供給体制も重要です。
特に古い機種や海外メーカーの機械では、部品の調達に時間がかかる場合があります。
消耗部品が入手できなければ、故障した際に長期間稼働できなくなる可能性があります。
購入前に、主要部品の供給状況や納期、代替部品の有無を販売店に確認しておきましょう。
中古クラッシャーを購入するときの注意点
中古クラッシャーは初期費用を抑えられる一方、購入後に想定外の費用が発生する可能性があります。
失敗を防ぐためにも、以下の注意点を理解しておきましょう。
本体価格だけで判断しない
中古クラッシャーを購入するときは、本体価格だけでなく導入に必要な総費用を確認しましょう。
本体価格が安くても、修理や部品交換、輸送などに多額の費用がかかる場合があります。
例えば、以下のような費用が発生する可能性があります。
- 本体購入費用
- 消耗部品の交換費用
- 整備・修理費用
- 現場までの輸送費用
- 搬入・据付費用
- 必要な付帯設備の購入費用
購入予算を検討する際は、これらの費用も含めて計算することが大切です。
保証内容を確認する
中古クラッシャーは、販売店によって保証内容が異なります。
保証が付いている場合でも、エンジンや油圧装置などの主要部分だけが対象となるケースや、消耗品が保証対象外となるケースがあります。
また、保証期間や修理対応の条件も確認が必要です。
購入後に故障した場合、どのような対応を受けられるのか事前に把握しておきましょう。
現物確認をせずに購入しない
中古機械は、掲載されている情報だけでは状態を正確に判断できません。
写真や説明文では分からない傷や摩耗、オイル漏れなどが存在する可能性があります。
可能であれば販売店の保管場所まで足を運び、実際に機械を確認することをおすすめします。
遠方などの理由で現地確認が難しい場合は、追加写真や動画、点検記録などを依頼するとよいでしょう。
輸送や搬入の条件を確認する
大型の自走式クラッシャーは、輸送する際に特殊な車両が必要になる場合があります。
機械の重量や寸法によって輸送方法が異なるため、購入前に輸送費用と搬入条件を確認しましょう。
また、現場までの道路幅や進入経路、設置スペースなども事前に確認する必要があります。
機械を購入したものの、現場に搬入できないというトラブルを防ぐためにも、設置環境を把握しておくことが重要です。
排出ガス規制や使用環境を確認する
中古クラッシャーを購入する場合は、エンジンの排出ガス規制への適合状況も確認しましょう。
機械の年式やエンジン仕様によって、適用される規制が異なります。
使用する地域や現場によっては、特定の排出ガス基準への適合が求められる場合があります。
また、騒音や粉じんなどの周辺環境への影響についても確認しておきましょう。
中古クラッシャーの購入先を選ぶポイント
中古クラッシャーは、どこから購入するかによっても満足度が変わります。
特に大型の破砕機は、購入後の整備や修理が必要になる場合もあるため、販売店の対応力を確認することが大切です。
中古建機・重機の専門販売店
中古建機や重機を専門に取り扱う販売店では、さまざまなメーカーや機種を比較できる場合があります。
クラッシャーだけでなく、油圧ショベルやホイールローダーなどの関連機械を取り扱っている販売店もあります。
専門知識を持ったスタッフに相談できれば、用途に適した機械を選びやすくなります。
また、販売店によっては整備や修理、納車後のサポートに対応しています。
破砕機・リサイクル機械の専門業者
クラッシャーの購入を検討している場合は、破砕機や環境リサイクル機械を専門に取り扱う業者も候補になります。
ジョークラッシャーやインパクトクラッシャーなど、一般的な建設機械販売店では取り扱いが限られる機種を探せる可能性があります。
専門業者は破砕機の構造や性能に詳しいため、処理対象物や必要な能力について相談しやすい点がメリットです。
中古建機オークション
中古建機オークションも、クラッシャーを探す方法の一つです。
一般的な販売店とは異なる価格で購入できる可能性があります。
ただし、出品されている機械の状態や保証内容は案件ごとに異なります。
現物確認の可否や落札後のキャンセル条件、輸送費用などを事前に確認することが必要です。
特に大型の破砕機は、購入後の整備費用も含めて慎重に判断しましょう。
中古クラッシャーの購入から導入までの流れ
中古クラッシャーを購入する際は、事前に必要な情報を整理しておくことで、機種選定から導入までをスムーズに進められます。
基本的な流れは以下のとおりです。
1. 使用目的と必要な性能を整理する
最初に、クラッシャーを導入する目的を明確にします。
例えば、以下のような項目を整理しましょう。
- 破砕する材料の種類
- 最大投入サイズ
- 必要な処理能力
- 破砕後に必要な粒度
- 使用する現場の環境
- 必要な移動性能
- 導入予算
これらの条件を整理することで、必要な機種を絞り込みやすくなります。
2. 中古クラッシャーの在庫を探す
次に、中古重機の販売店や破砕機専門業者などで在庫を確認します。
検索する際は、単に「中古クラッシャー」と入力するだけでなく、機種名やメーカー名を組み合わせると探しやすくなります。
例えば、以下のような検索方法があります。
- 中古重機 ジョークラッシャー
- 中古自走式クラッシャー
- 中古インパクトクラッシャー
- コマツ クラッシャー 中古
- 日立 クラッシャー 中古
- 中山鉄工所 破砕機 中古
複数の販売店を比較して、条件に合う機械を探しましょう。
3. 機械の状態や仕様を確認する
候補となる機械が見つかったら、年式や稼働時間、機械の状態などを確認します。
特に重要なのは、破砕装置やエンジン、油圧装置などの状態です。
可能であれば現物確認や試運転を依頼し、問題なく稼働するか確認しましょう。
4. 見積もりを取得する
購入候補が決まったら、販売店に見積もりを依頼します。
本体価格だけでなく、整備費用や輸送費用、必要な部品交換費用なども確認しましょう。
また、保証内容や納期についても確認しておくと安心です。
5. 契約・輸送・納車
見積もりや購入条件に納得できたら契約に進みます。
契約時には、機械の仕様や整備内容、保証条件、納期などを確認しましょう。
その後、輸送や搬入を行い、現場で使用できる状態に整えます。
中古クラッシャーを長く使用するためのメンテナンス
中古クラッシャーを導入した後は、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
特に破砕装置には大きな負荷がかかるため、消耗部品の状態を確認する必要があります。
破砕部品の摩耗を確認する
クラッシャーは材料を破砕する際に、破砕歯や打撃板などの部品が摩耗します。
摩耗が進行すると破砕能力が低下したり、製品の粒度に影響したりする可能性があります。
定期的に破砕部品の状態を確認し、必要に応じて交換しましょう。
エンジンオイルや油圧オイルを管理する
エンジンや油圧装置を正常に動作させるためには、オイルの管理が重要です。
オイルの量や汚れ、交換時期などを確認し、メーカーが指定する基準に従って管理しましょう。
オイル漏れが発生している場合は、早めに原因を確認することが大切です。
コンベヤやベルトの状態を確認する
自走式クラッシャーには、破砕した材料を搬送するベルトコンベヤが搭載されている機種があります。
ベルトの亀裂や摩耗、蛇行、張り具合などを定期的に確認しましょう。
異常を放置すると、搬送効率の低下や設備の故障につながる可能性があります。
清掃と異物の除去を徹底する
クラッシャーの周辺には、破砕時に発生した粉じんや土砂などが付着します。
清掃を怠ると、部品の摩耗や冷却性能の低下につながる場合があります。
また、破砕対象物以外の異物が混入しないように管理することも重要です。
清掃や点検を行う際は、必ず機械を停止し、メーカーの安全手順に従って作業しましょう。
中古重機のクラッシャーに関するよくある質問
中古クラッシャーは新品と比べてどのくらい安く購入できますか?
中古クラッシャーの価格は、メーカーや機種、年式、稼働時間、整備状態などによって異なります。
そのため、一律に新品より何割安いとは判断できません。
同じ型式でも、主要部品の交換状況や付帯設備の有無によって価格に差が生じます。
購入する際は、複数の機械を比較し、整備費用や輸送費用も含めた総額で判断しましょう。
中古クラッシャーの価格相場はどのくらいですか?
中古クラッシャーは、小型の機械から大型の自走式破砕機まで幅広く流通しています。
そのため、価格帯も大きく異なります。
特に自走式クラッシャーは、車体重量や処理能力、メーカー、年式などによって価格が変わります。
また、整備済みの機械と現状販売の機械でも価格に差が生じるため、具体的な金額は個別に見積もりを取得することをおすすめします。
中古クラッシャーを選ぶ際に最も重要なポイントは何ですか?
重要なのは、使用目的に合った機械を選ぶことです。
破砕対象物や必要な処理能力、破砕後の粒度などを明確にしたうえで、適切な機種を選びましょう。
さらに、破砕装置やエンジン、油圧装置などの状態を確認することも欠かせません。
古いクラッシャーでも購入する価値はありますか?
古い機械でも、適切に整備されており、必要な性能を満たしていれば購入する価値があります。
ただし、年式が古い機械は部品供給が難しくなる場合や、修理費用が高額になる場合があります。
購入前に整備履歴や主要部品の状態、部品供給体制を確認しましょう。
自走式クラッシャーと定置式クラッシャーはどちらがおすすめですか?
使用する現場や作業内容によって異なります。
複数の現場で破砕作業を行う場合や、機械を移動させる必要がある場合は自走式が適しています。
一方、同じ場所で継続的に大量の材料を処理する場合は、定置式が選択肢になります。
設置スペースや輸送条件、必要な処理能力などを考慮して選びましょう。
中古クラッシャーは現物確認できますか?
販売店によって異なりますが、在庫機械の見学に対応している場合があります。
現物確認では、機械の外観だけでなく、破砕装置やエンジン、油圧装置などの状態を確認しましょう。
可能であれば試運転を依頼し、異音や振動、オイル漏れなどがないか確認することをおすすめします。
中古クラッシャーの購入後に必要な費用はありますか?
購入後には、定期的なメンテナンス費用や消耗部品の交換費用などが必要になります。
また、機械の状態によっては購入直後に修理や整備が必要になる場合もあります。
本体価格だけでなく、導入後の維持費用も含めて予算を検討しましょう。
まとめ|中古重機のクラッシャーは用途と機械の状態を確認して選ぼう
中古重機のクラッシャーは、新品と比較して導入費用を抑えられる可能性があり、建設業や解体業、砕石業、リサイクル事業などで活用できる設備です。
中古市場では、ジョークラッシャーやインパクトクラッシャー、コーンクラッシャーなど、さまざまな種類の機械が流通しています。
それぞれ破砕方式や得意とする作業が異なるため、破砕対象物や必要な処理能力に合わせて選ぶことが重要です。
また、中古クラッシャーを購入する際は、以下のポイントを確認しましょう。
- メーカーや型式
- 年式とアワーメーター
- 破砕装置の摩耗状態
- エンジンや油圧装置の状態
- 走行装置やコンベヤの状態
- 整備履歴や修理履歴
- 部品の供給体制
- 保証内容やアフターサポート
- 輸送費用や導入後の維持費用
中古クラッシャーは、価格の安さだけで選ぶのではなく、購入後に安心して使用できる機械かどうかを判断することが大切です。
複数の中古重機販売店や破砕機専門業者に相談し、機械の状態や価格、整備内容などを比較しながら、自社の作業に適したクラッシャーを選びましょう。